看護師の仕事というのは、説明不要ななくてはならない仕事であり、知名度もある仕事ではありますが、看護師の妻を持つ夫としてこの仕事を振り返ってみた場合、色々と気づくことがあります。
実際に中で働いている人や関係者でしかわからない部分をイチ第三者として、個人的に伝えていけたらと思います。
看護師の旦那が思う看護師業務の闇
①大きめの病院や総合病院では残業あたりまえ?
看護師の仕事を詳しく知ろうとしなければまず、ナースの残業量って誰も気にしないと思うのですが、大きい病院や総合病院なんかは受け持ちの患者さんの情報を業務前に取るのに、早めに入って仕事の準備をするのもあたりまえになっている模様(少なくともうちの奥さんはそうしてる)
②業務時間内に収まらない記録業務
民間のしがないサラリーマンとして働いている夫からすると、業務を引き継ぐための記録ってそもそも「仕事」じゃないの?と思うのですが、医療業界なのでその記録業務はとても大切なようで看護サマリーや計画等の記入で業務内でおさまらないこともあるそうなんですが、それって病院側の人員計画がお粗末なのでは?と個人的には思います。
③委員会や勉強会の参加
病院内の看護スキルやクオリティの均一化という部分で、委員会や勉強会の開催は、現実問題あった方がいい。やってもらった方が患者としても安心と思う反面、仕事が休みの際にも出なくてはいけない会があったりする病院もあるということで、「それ業務時間内にやれよ」と民間で働く私なんかは思ったりします。それ出勤手当出ているのか?と。法定休日も下手したら出てる可能性もあるのではないか?と私なんかは思ったりするわけであります。
④慢性的な人材不足は働く人を考えてないから
看護師ってよく人が足りないとか、夜勤やる人が足りないとか聞きますけど、潜在看護師っていう資格は持っているけど、現役ではなく看護師をやめてしまった人とかは結構いるというお話。
それって、看護師を辞めてしまう「理由」が絶対あるわけで、人材不足だ人が足りないと叫ぶ前に病院側が、働く環境を整えるべきでは?と個人的には思います。
公的な役割が大きい「医療分野」の病院ですが、もう今の時代病院の経営努力が必須であり、働く人の環境を整えなければ看護スキルもクオリティも維持できない時代になっているのでは?と思ったりします。
⑤やりがい搾取がそろそろバレはじめているのでは?
看護師の仕事を考えるにあたって、夫が感じるのは看護師の仕事って「凄い」んです。人でないとできない事だし、医療というなくてはならない仕事です。公共性が高く、社会的にも必要不可欠な仕事の中で看護師がいる意味は非常に大きいのです。
そういう大きな社会性のある仕事に対して、「大変だけどやりがいはある」「仕事はつらい時もあるけど患者さんのためでもある」「元気な姿を見れたら疲れも飛ぶ」というような、ある種仕事の社会性や公共性にかこつけて、業務が大変なのは当たり前。仕事がつらいのはあたりまえ。という考え方がまだ根底にあるのかなと看護師の妻を持つ旦那は思います。
その思考そのものは、ブラック企業の存在を支えていたご都合主義のそれと一緒で、今の時代においてマッチしない体質だと個人的には思います。
看護師の妻を持つ旦那が思うこと
看護師業界というのは、いつの時代も「人手不足」「人材が足りない」というのを聞いているような気がします。それって答えは簡単で、業界努力が足りないんだと思います。
民間の会社においても今、働き方改革を推進しより働きやすい会社が採用市場を勝つというケースに似ていて、病院や看護師業界もこの流れやうねりにあると個人的には感じています。
だから、早く働き方という意味でも医療業界にメスが入り、働き方の改革や是正が一刻も早く進めばいいなと個人的には思います。
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